※この記事は、小学館 Suits womanに掲載していた記事です。サイト閉鎖に伴い、許可をいただき転載しています。
「どんな経緯でその職に就いたんだろう?」 「結婚・出産で生活は変わるの?」 「悩んだ時にみんなはどんな決断をしたんだろう?」 転職、起業、転居、結婚、離婚、出産など…、気になる“人生の転機”を様々な人に取材し、漫画でレポートする連載です。
連載第5回目は、映画『ねことじいちゃん』のロケ地としても知られる愛知県の小さな離島 佐久島でカフェを営む加藤麻紀さんにお話を伺いました。
もともと名古屋で暮らしていた麻紀さんにとって、小さな島での暮らしは、移住するまで想像もつかないものでした。
コロナの流行で郊外や地方への移住を考えている方も増えてきていると思います。麻紀さんの体験はそんな方々の参考にもなるかもしれません。
麻紀さんがお店を始めてから今年で7年。 たくさんの人がお店を訪れました。
お店を始めたことで、島の外から観光に来るお客さんはもちろん、それまで関わりのなかった島の人と仲良くなれたり、お店を訪れるお客さん以外にもケータリングをきっかけに交流が始まったり、遠方からのリピーターも増えました。
また、『39(さく)の市』というマルシェを運営し、島の外の人にも佐久島を知ってもらう活動もでき、島で暮らす時間が経つにつれて、島での暮らしが豊かになったそうです。
最近は、美容師時代にお世話になっていた店長さんが偶然お店を訪れ、数年ぶりに再会をするという嬉しい出来事も。
コロナ禍の影響で客足が減ったり、島の観光にもブームがあったり、お店を続けることはもちろん容易なことばかりではありませんが、提供する食べ物の内容を変えたり、不定休にしたり、島以外のイベントに出店したり、お店のスタイルを決めつけずにその時々に合わせて変化していくことで、無理せずに続けていきたいと話す麻紀さんの声は明るかったです。
「もし明日人生が終わっても、この人生は良かったよね、と言える生き方をしたい」という言葉が印象的でした。
・麻紀さんの営む『cafe OLEGALE』のインスタグラムはこちら。美味しそうなごはんや島での暮らしが垣間見えます。 https://www.instagram.com/3940cafe.olegale/
・麻紀さんが運営する佐久島のマルシェ『39の市』。『39の市』の開催日に合わせて、遠方から足を運ぶお客さんも増えているそうです。 https://39noichi.com
Comments