※この記事は、小学館 Suits womanに掲載していた記事です。サイト閉鎖に伴い、許可をいただき転載しています。
※2018年8月の記事です。
会う前にプロフィールでいろいろな条件や情報が見えてしまう、お見合いアプリだからこそ、普段の恋愛では出て来なかった自分の中に潜む“こじらせ女子”の一面が出てくること、実は結構あるんです!
私も実際、お見合いアプリを始めた時、「あれ?私ってこんな部分あったっけ?」と自分の意外な一面が出てきて、ちょっとびっくりした経験があります。
私自身の経験&友人の体験談を元に、“隠れこじらせ女子”をタイプ別に解説してみました。
おごられることで自分の価値をはかる女子
2万円のディナー=私の価値は2万円?
初めて会った相手とのごはん。私はおごられるのが苦手なタイプなので、なるべくワリカンにしてもらっていました。“おごられる派”の友人と話していてビックリしたのが、彼女は『おごってもらう、誘ってもらう、何かしてもらうこと=自分の価値』と思ってしまうと言うのです。初めて会った相手が自分をどう思っているかをはかるわかりやすい方法として、おごってくれるかどうかを普段よりも重視してしまうそう。
ごはんのお勘定以外にも、つい基本受け身になってしまい、何もしてくれないと勝手に「この人は私のこと好きじゃないんだな」と思ってしまうという。
金額など、目に見えるわかりやすいもので判断したくなってしまう気持ちもわからなくはないのですが、人間性や価値観など目に見えない部分も合わせて、判断したほうがリスクを減らすことが出来ると思います。
友達に即シェア女子
お見合いアプリだと、本当に見ず知らずの人が相手なので、友達に相談したくなっちゃいますよね。私も初期は、女友達のメッセージグループに逐一報告をしていました。
プロフィールも顔写真もキャプチャを撮ってはシェアし、「この人どう思う?」とか「こんな変な人がいたよ!」なんて。でも、これ結構危険な行為なんです。道徳的によろしくないのでは?と言うところもありますが、“女友達同士でシェアし合うこと”自体が楽しくなってしまうのが危険なのです。婚活のつもりで始めたのに、気がついたらネタ探しになっていたなんてことも!
相手の求めている姿になってしまうカメレオン女子
相手が求めている理想に寄っていってしまう。
「料理が上手で家庭を大事にする女性が好きです」
「趣味を共有できて、いつも笑っている女性と出会いたいです」
こんな風に、プロフィールに理想の女性像を書いている男性、結構いますよね。相手ともっと親しくなりたいと思って、相手の趣味を調べてみたり、チャレンジしてみたりすることは良いことだと思います。が、それとは別に危険なのが“無意識のうちに相手の理想像に寄っていってしまうこと”です。
アプリとは別の話ですが、私の友人は、彼氏と付き合いたての時にテディベアをプレゼントでもらった際につい「ありがとう!私テディベア大好きなの」と思ってもいないことを言ってしまったせいで、誕生日やクリスマス等イベントごとにテディベアをプレゼントされることになってしまったそうです……。
出来ない理由をすぐ作る女子
何かとダメな理由をつけて逃げてしまう。
誘われた時や、何か新しい変化が起きそうな時に、出来ない理由を探してしまっていませんか?仕事が忙しくて会う時間が無いのであれば「忙しいから会えない」じゃなくて、「休日でも良いですか?」とか「夜は仕事の目処がつかないので、良かったらランチでも良いですか?」とか「会うのは少し先になっちゃいそうなので、先に電話でお話ししませんか?」という風に機転を利かせてみてください。
もちろん、本当に嫌なら断って良いと思いますが、“出来ない理由を探して自分を守っている”という自覚があるなら、それは“逃げ”です。毎回「チャンスかも!」と思うくらいの気持ちで挑んだ方が本当のチャンスも舞い込んでくるはず。
自分のことを好きな男性が苦手女子
私はこれが、ありました。自分に自信が無いせいなのか、自分のことを好きな雰囲気を感じるとなぜか心の奥から「わっ、無理無理!」となってしまうのです。中高と女子校だったので、ほとんど恋愛経験も無く、共学になった大学生の頃初めてこの現象を目の当たりにしました。
その後何人かと付き合っていくうちに、そんな現象はすっかり忘れて大人になったのですが、お見合いアプリをはじめたら、なんとこの現象が再発!
相手から“いいね!”が来ると、嬉しい反面なんだかモヤッとした気持ちになってしまいました。でも、「まだ会っても話してもいない相手なんだからプロフィールだけじゃわからないぞ」と自分に言い聞かせて冷静に判断するようにしていました。
安全な世界にすぐ帰る女子
誰も自分を傷つけない安全な世界……。
“安全な世界”は2種類あります。
ひとつめが、趣味の世界など、没頭できる自分だけの世界。
もうひとつが、仲の良い家族との実家暮らしや気の置けない友人とのシェアハウスなど。
どちらも素敵なことですが、その“安全な世界”を逃げ場として、すぐに逃げ帰ってしまうクセが出来てしまうと危ないです。
ましてや婚活中は特に意識して、普段の生活(婚活もふくむ)と安全な世界に線引きをした方が良いと思います。例えば、帰宅後自分の部屋で一人になったら婚活モードに切り替えるとか、趣味は休日だけと決めるなどして、メリハリを持ってやることが婚活にとって有意義な時間の使い方になると思います。
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前半でご紹介した3つのこじらせパターンは、こじらせつつもまだ積極性と前向きさがあるので、なんだかんだうまくいってしまう人もいます。
が、後半でご紹介した3つのパターンはちょっと危険!始まる前や始まってすぐなのに芽を摘んでしまうようなもの。こじらせる理由は人それぞれだと思いますが、根底にあるのはやはり“不安”だと思います。この“不安”が普通の恋愛よりもアプリ婚活の方が感じやすくなるのも当然のこと。全く見ず知らずの人と知り合っていくわけですから。友人や身近な人に相談してみたり、友人と街コンや飲み会に足を運んで、人と知り合うことに慣らすことも良いかもしれません。
逆に友人に話しにくいからと言って、ネットで色々調べすぎるのはあまりおすすめしません。ネットだとどうしてもネガティブな情報が目についてしまうので、本や雑誌から情報を得る方をおすすめします。
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