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[Suits woman]親の「ダメ」から離れて自分の人生を/アーティスト・藤原佳恵さん【みんなの転機】

※この記事は、小学館 Suits womanに掲載していた記事です。サイト閉鎖に伴い、許可をいただき転載しています。


「どんな経緯でその職に就いたんだろう?」 「結婚・出産で生活は変わるの?」 「悩んだ時にみんなはどんな決断をしたんだろう?」 転職、起業、転居、結婚、離婚、出産など…、気になる“人生の転機”を様々な人に取材し、漫画でレポートする連載です。

連載第3回目は、アーティストとして活躍中の藤原佳恵さんにお話を伺いました。現在開催中の『東京ビエンナーレ』では、自身で体験した、子ども連れで外出することの難しさをテーマにプロジェクト型の作品を出品するなど、家庭を持ってからも変わらずに精力的に活動されている方です。

アーティストとして活動する上での葛藤は、幼い頃の厳しかった家庭環境が大きく起因していると語る、佳恵さんの“転機”とは、どのようなものだったのでしょうか?




これまで色々な方に取材でお話を伺ってきたのですが、子どもの将来には、多かれ少なかれ親の職業や意見が影響していると思うことが結構あります。

良い意味で影響がある場合はもちろん問題無いのですが、親からのアドバイス(ひいては干渉)によって“本当に自分がやりたかったこと”が、わからなくなってしまったり、諦めてしまったりする場合は、話を聞いている側も胸が痛くなります。

「親も私のことを思って言ってくれているのだから、無下にしては申し訳ない」と、親を傷つけまいとする優しい人が多いのもつらいところです。

佳恵さんの場合は、大学進学で親元を離れてから、自分のやりたいことときちんと向き合うことが出来、当たり障りのない“世間的に良い娘さん”になることを望んでいた親御さんに、自分の意見を言うことが出来ました。

もちろん、一時的に親御さんとの関係は悪くなったように思えたそうですが、自分で決めた道を歩み始め、数年が経ち、子どもも生まれ、自分の家庭を持ったことで、改めて親の言葉もストレス無く受けとめることが出来るようになったそうです。

『東京ビエンナーレ』で展開中(会期2021年7月10日~9月5日)の藤原佳恵さんの作品『「抱っこ紐に次男、ベビーカーに長男」では無理ゲーなダンジョンの攻略方法』はウェブサイトからもご覧になれます。 https://murimuri-murigeeeeeee.amebaownd.com/ プロジェクトにはデザイナーや編集者など様々な人が参加しており、私も漫画記事を少し寄稿しています。

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